既存のユーザー様よりアクセスの比較的多いサイト、ユーザーイベントの多いサイトの解析をルッカースタジオで行っていると途中、エラーが出る事象の報告を受けています。
このエラーの原因と対応についてご報告します。
【原因の説明】
根本の原因は、2022年11月よりGoogleが行っている「Google Analytics Data API (GA4)」の割当制限に起因しています。
▼Googleのアナウンス
詳細はこちら
【上記サイトからの抜粋】
■プロパティ トークンの割り当て
トークンは、リクエストが完了する複雑さに応じて、リクエストごとに計算されます。ほとんどのリクエストでは、10 個以下のトークンが課金されます。1 つのリクエストによって多数の割り当てトークンが消費される場合、次のような要因が考えられます。
多数の行
列数が多い
複雑なフィルタ条件
長い期間
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つまりリクエストの多い集計(例えば、長期間を対象としたアクセス数集計)を行うと上記「Googleのアナウンス」の「標準プロパティの上限」を超えてしまい、エラーとなります。
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【ご指定の製品の状況】
そして、ご指摘の弊社製品の場合は下記のような状況です。
1.最初の1回目のレポート表示は正常に見えるが、PDF出力するとエラーになっている箇所がある。
2.最初に正常な状態でもアクセスの多いサイトのダッシュボードは、色々なレポートを見続けると集計を複数回行うことになり、割り当てエラーのレポートが起きる。
3.全約30種類の中でエラーが起きるレポートの種類は決まっている。
【対応方法】
APIへのリクエスト数を選らすために、最高で全37ページあるレポートを4分割いたしました。4分割レポート版と一括レポート版はご購入いただく製品に一緒に含まれています。一括レポート版でエラーが出る方は、分割版でレポート出力して、エラーが出た場合はAPI制限がリセットされる1時間後に再度レポート出力をお願いします。
これで月約100万ビューのサイトまで弊社でレポートが出力出来ていることを確認しております。
【製品の無償バージョンアップ】
既存の製品ユーザーの方は、前回と同じダウンロードページあるいはマイページから無償で最新版のダウンロードが可能です。
ご不明の場合は、直接、お知らせいたしますので、ご購入時のお名前とともにお問い合わせください。